2022.08.01Mon
養生作業が終わると次に下地の補修や、シーリング作業を行っていきます❗壁のひび割れを放っておくと、そこから雨水が侵入し土台となる木材を腐らせてしまいます❗耐久性を失ってしまうと家の床が傾いてしまったり、地震などによる強い揺れに耐えきれず、酷い場合倒壊してしまう危険性を秘めています❗ここまで劣化が進んでしまうと費用もかかってしまうので早めの点検をおすすめします❗
しっかりと下地を直し塗装出来る状態を作っていきます❗腐ってしまった木材を撤去し新しく土台をこしらえたらボードを貼っていきます❗
モルタルで平らな壁を作っていきます❗
最後に既存の壁と同じような模様を吹き付けて行きます❗そうすることで補修か所が目立ちにくくなります❗
かすかに確認できるぐらいのひび割れをヘアークラックと言います❗補修方法としては上からシーリングをするか、弾性塗料(伸びる性質)を下塗りの前に塗りこむ事でひび割れを塞ぐことが出来ます❗作業的にも簡単に出来るので安価で済みます❗
幅が2ミリを超えるようなひび割れは表面だけの補修では耐久性に欠けるためサンダーで溝を掘り、シーリング施工をします❗
こんな感じでガスメーターなどの交換工事を行ったまま、放ったらかしにしているのも劣化を早める原因になるので早急な補修が必要になります❗
下地補修は塗装してしまうとわからなくなりますが、家を長持ちさせるためにはとても重要な作業になります❗
続いてシーリングです❗主にサッシ周りやちょっとした隙間、サイディングボードの継ぎ目などに施工されています❗シーリングの役割は雨水の侵入を防ぐ防水効果と、その弾力性を活かし、地震などの揺れから建材同士がぶつかるのを防ぐクッション効果があります❗
しかし長い年月を経て劣化が進むと固くなって縮んでしまい、防水性もクッション性もなくなってしまいます❗雨水の侵入を許すと最初の写真にもあるように目には見えない建物の内部で腐敗が進み、気付いた時には大規模な工事が必要になる場合もあるのでご注意を❗ 目安としては
その1,建材から離れ隙間が出来ている❗これはシーリングが固くなり始めているサインになりイエローカードの状態です❗
その2、ひび割れを起こしている❗すでに防水性も弾力性を失っているのでレッドカードの状態です❗
施工方法としては既存のシーリングを撤去し、新しく打ち替える方法と
元々シーリングされていなかったり、シーリング自体劣化していないような時に上から施工する増打ち工法があります❗
補修やシーリングが終わりましたら次の工程に移ります❗