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施工の流れその5下塗り・上塗り作業❗

2022.08.01Mon

 下地が完成したらようやく下塗り作業です❗下塗り材の主な目的としては、密着性や吸い込み止め、機能の添加などが挙げられます❗上塗り材には耐久性や防カビ性といった色々な機能が添加されている代わりに密着性はそれほどなく、それを補ってくれるのが下塗り材の密着性になります❗上塗り材との相性は抜群ですがモルタル壁や、サイディング壁、あと劣化度合いなど下地に合わせて使い分ける必要があります❗ 時間の経過と共に壁は劣化していき保護機能を失って行きます❗雨水など水に濡れると濡色になったり手で触るとポロポロと崩れたり、白い粉がついたりと、とても吸い込みやすい状態になって行きます❗上塗り材は中塗り上塗りと重ね塗りをすることによって厚みを確保しその機能を発揮しますが下塗り材で吸い込みを止めておかないと、この上からどんなに良い上塗り材を使っても吸い込んでしまい、十分に機能を発揮出来ません❗そのため下塗り材を染み込ませ下地をガチッと固め吸い込みを止める必要があるのです❗下塗り塗料にも防カビ防サビ、遮熱性など色々な機能が付いているものがあり、また下塗りを厚塗り(マスチック工法)することで耐久性の向上など上塗り塗料の底上げをする役割も担っています❗   下塗りが終わればいよいよ上塗り作業です❗上塗りは塗膜の厚みを確保するため2回行いますが、基本的には最初に行う上塗りを中塗り、または上塗り1回目と表したりします❗ 上塗り塗料はアクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機といったグレードがあり、外壁塗装でよく使われるシリコンクラスで期待耐久年数は10年〜15年❗フッ素クラスで15年〜20年❗無機クラスで18年〜20年以上となっております❗ 続いて上塗り2回目作業です❗上の写真右が上塗り1回目、左が上塗り2回目になります❗これは違う色を塗っているのではなく、塗料は乾くと少し濃くなるので違う色を塗ってるように見えますが同じ色を塗っています❗外壁塗装において艶決めも大事な要素になってきます❗各塗料にもよりますが外壁材は艶有り、半艶、3分艶、艶消しなどがあり、一般的には艶有りのほうが耐久性が高いと言われています❗しかし落ち着いた雰囲気にしたい場合などは艶を落とすなど好みに合わせて選ぶのも良いかと思います❗単色で塗りつぶすのではなく、サイディングの凹凸を活かしたスタイリッシュなデザイン塗装もあります❗高級感があり、一階周りやバルコニーの壁、玄関周りなどワンポイントとしては塗装するのも有りかと思います❗ 上塗りが終わりましたら次の工程に移ります❗